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【ごはんの、ほくほく思い出話し】たぶん、あれが人生で一番美味しい塩むすび
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- ごはん
- 思い出
- 塩むすび
ずっと昔のことなのに、今でも“あの味”だけは覚えている。
学生時代のちょっぴり甘酸っぱい記憶。
「おいしい!」と叫びたくなるほど感動した、白いごはん。
緊張した心と疲れた身体に、じんわり沁みた温かさ。
思い出すと心がほくほくする、大切な人とのエピソード。
このコーナーでは、ソラミドごはんスタッフが体験した、
忘れられない「ごはんの、ほくほく思い出話し」をご紹介します。
それではどうぞ、召し上がれ。
たぶん、あれが人生で一番美味しい塩むすび
中学の林間学校のとき、レクリエーションで班に分かれての山登りがありました。
スタート時こそウキウキしていましたが、
途中からは「中学生にここ登らせる!?」「どこかで道、間違えた?」と、不安になるような険しい山道で、疲れと不安でみんな無言。
2、3時間歩いてお腹も減ったので、
リュックに入ってる塩むすびでお昼休憩をとることに。
塩むすびは、朝飯盒で炊いたごはんをみんなで握ったもの。
形はいびつだし、具材はないし、握っているときは「塩むすびかぁ……」
と、テンションだださがり。なのに塩むすびを口に入れた瞬間、
あまりの美味しさにみんなで「うまー!!」と、叫んでいました。
多少体力も回復して、午後はみんなでお喋りしながら楽しくゴールを目指しました。
たぶん、あれが人生で一番美味しい塩むすびかなぁ。
伊東麻美